エレクトロスウィング初心者向けおすすめ定番曲10選|これを聴けばEDMとスウィングジャズの融合がわかる!

古き良きスウィング・ジャズに、クラブサウンドのビートを融合させた音楽──
それが エレクトロスウィング(Electro Swing)
2000年代初頭からヨーロッパを中心に広がり、ジャズとエレクトロを繋ぐ“文化の橋”として多くのDJを虜にしてきました。

この記事では、そんなエレクトロスウィングを初めて聴く人に向けて、まず聴くべき定番曲10選を紹介します。
音楽史的な背景から、現場での人気理由まで、ジャンルの魅力を“体で理解”できるラインナップです。

💡 エレクトロスウィングとは →
🎩 関連記事: エレクトロスウィングとは?その魅力と歴史を徹底解説

🎧 ① Parov Stelar – Booty Swing

エレクトロスウィングを世界的ムーブメントへ押し上げた起爆点
1928年に録音された Lil Hardin Armstrong「Oriental Swing」 をサンプリングし、ファットなクラブビートと融合させた代表曲です。

エレクトロスウィングというジャンルを確立させた一曲。
この曲をきっかけに「Electro Swing」という言葉が世界中で検索され始め、
Parov Stelarはジャンルの創始者として認知されるようになりました。

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🎧 ② Caravan Palace – Lone Digger

YouTube再生1億回超えの、現代を代表するエレクトロスウィング。
フランス発のCaravan Palaceが持つ“スウィング×クラブ”の絶妙な温度感が、ジャンルをポップカルチャーの中心に押し上げました。

クラブ現場ではこの曲のイントロが流れた瞬間、フロアが歓声に包まれる定番中の定番。
DJ同士で「誰が流すか取り合いになる」ほど、エレクトロスウィングイベントでは欠かせないナンバーです。

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🎧 ③ Swingrowers – Butterfly

イタリア発のポップスウィング代表。
ジャズの軽快さと現代的なポップセンスが絶妙にブレンドされ、
「お洒落」「かわいい」「気持ちいい」をすべて兼ね備えた聴きやすさが魅力。

エレクトロスウィングの中でも、特にカフェ系や広告音楽などに馴染みやすく、
初心者に“最初の一歩”として最も勧められる楽曲の一つです。

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🎧 ④ Jamie Berry feat. Octavia Rose – Delight

近代的EDMとスウィングジャズの融合を感じさせる代表曲。
可愛らしさよりも、ローエンドの効いたベースとブラスの掛け合いが印象的で、
途中に仕掛けられたベースドロップがクラブサウンドとしての完成度を際立たせます。

「スウィングの上で踊るEDM」──そんな感覚を味わえる、ジャンルの進化系。

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🎧 ⑤ Tape Five – Bad Boy Good Man

2000年代初期から活動するドイツの実力派。
生演奏のスウィングバンドとクラブリズムを融合させた、“実演寄りエレクトロスウィング”の代表格です。
映画のワンシーンのような洒落たムードと、ブラスセクションのキレが見事。

リリースから十数年経っても、バーラウンジやファッションショーなどで頻繁に流れる永遠の定番。

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🎧 ⑥ Caravan Palace – Dramophone

スキャット風のボーカルと、跳ねるようなリズムがクセになる1曲。
この曲でCaravan Palaceは“ジャズとエレクトロの境界線を完全に溶かした”と評価されました。

Dramophoneの“ガヤ感”あるサンプリングと電子ビートは、
後の多くのアーティスト(Odd Chap、Balduinなど)に影響を与えた重要作品です。

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🎧 ⑦ Parov Stelar – All Night

2012年のリリース以降、世界中の広告やCMに使われた“耳に残る”スウィング。
繰り返されるホーンリフとループ構成の中に中毒性があり、
“Booty Swing”の次に聴くべきParov Stelar作品として定番化しました。

メロウなのに踊れる。
その絶妙なテンション感は、彼が“リスニングでも映えるDJトラック”を確立した証でもあります。

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🎧 ⑧ Balduin feat. Kate Thomas – Hep Cat Boogie

キュートで明るく、ポップスウィングの王道とも言える1曲。
Kate Thomasのレトロボーカルブギー調のアップテンポが、
現代のスウィングファンにも刺さる“笑顔になれる”エレクトロスウィングです。

特にYouTubeの再生回数も高く、ポップスとしての完成度が非常に高い作品。

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🎧 ⑨ DELADAP ft. Melinda Stoika – ShoBeeDoo

オーストリア・ウィーン発のエレガントなスウィング・ユニット。
ヨーロッパらしい華やかさと、クラブサウンドの上品さが同居する代表曲です。

Melinda Stoikaの伸びやかなボーカルが、
夜のシャンデリアのような煌めきを生み出す――そんな“ラグジュアリースウィングの真骨頂。

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🎧 ⑩ Caravan Palace – Rock It For Me

ジャズボーカルとビッグバンドアレンジ、そしてエレクトロの躍動感。
この1曲は、まさにエレクトロスウィングの完成形と呼ばれる存在です。

Caravan Palaceの持つ“映画的サウンドスケープ”が頂点に達した傑作で、
エレクトロスウィングの持つ「懐かしさ×未来感」を最も美しく表現しています。

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💎 まとめ:10曲で“スウィングの魔法”を感じよう

この10曲を通して、あなたはエレクトロスウィングの進化と広がりを体感できるはずです。
1920年代のジャズが、100年の時を超えて現代のクラブで蘇る──
それがこのジャンル最大の魅力です。

💡 もっと詳しく知りたい方はこちら →
🎩 関連記事: エレクトロスウィングとは?その魅力と歴史を徹底解説

🎷 著者もエレクトロスウィングを作っています

ここまで紹介した曲は、私自身がエレクトロスウィングを作るうえで大きな影響を受けた名曲たちです。
そして実は、この記事を書いている私もエレクトロスウィングを制作しています

Lily Mizusaki「ステップはお静かに」

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🎬 Music Video:たそやマロ
アニメーションを担当しているのは、独特の色彩感と幻想的な映像世界で知られるたそやマロ氏。
和と洋が溶け合う美しいビジュアルが、楽曲の持つ“静かなスウィング”の世界観を鮮やかに映し出しています。

🎤 Vocal:Lily Mizusaki
ボーカルは、圧倒的な表現力と透明感を持つLily Mizusaki
日本のエレクトロスウィング・シーンを牽引するパイオニア的存在であり、
パワフルで艶やかな歌声が楽曲にキャッチーさと独特の情緒を添えています。

あなただけのエレクトロスウィング楽曲を制作します

現在、エレクトロスウィング/ジャズを中心に、ボーカリスト・配信者・ゲームクリエイター向けのオリジナル楽曲提供・編曲を承っております。

対応ジャンル

・エレクトロスウィング
・ジャズポップ
・レトロクラブ系

提供形態

・作編曲
・トラック制作
・カラオケ音源対応

主な実績

・Lily Mizusaki、Anshelly、陽音アリア、Yummy Rusk & Canele’ ほか多数のアーティストに楽曲提供
・Nintendo Switch向けゲームにBGMを提供
・個人ゲームクリエイター様向けのBGM・ゲームテーマ曲を多数制作
・VTuber様向けのチャンネルテーマ曲や配信用BGM、オリジナル楽曲を提供
・CM音楽にてCM大賞音楽賞を受賞

あなたの音楽コンセプトに合わせたオリジナル楽曲を、プロフェッショナルに仕上げます。

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