エレクトロスウィングを作りたいけれど、
「どの音源を買えばいい?」「何から揃えるべき?」
と迷う方は多いはず。
ここでは、エレクトロスウィング・ジャズ専門の音楽クリエイターである私が実際に使ってきた中から、
本当にエレクトロスウィング制作に役立つ音源・サンプルパックだけ を厳選して紹介します。
実際の制作例・現場感・使いやすさ・音の傾向 を盛り込みながら解説するので、
これを読めば「どれを買うべきか」が一本の道として繋がります。
著者の作品や提供楽曲等が気になる方はこちらから確認できます↓

エレクトロスウィングやジャズを軸に活動する作曲家・アレンジャー・DTM講師。
楽曲提供、編曲、ミックス、イベント企画まで幅広く手がける。
携わったCMソングが山形県ふるさとCM大賞 音楽賞を受賞。
zensen、Anshellyとのコラボ楽曲「お洒落がしたいわ」はYouTube再生数45万回を突破。
🎧 サンプリング音源(Sample Pack)
Electro Swing Thing
LOOPMASTERS ELECTRO SWING THING(※クリックで商品ページへ飛べます)
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世界で最も影響力のあるエレクトロスウィングレーベル
Electro Swing Thing が制作したサンプルパック。
プロデュースは、
“Hit the Road Jack (Electro Swing Cover)” 6000万再生の Wolfgang Lohr。
✔ 特徴
- とにかく“使える音”が多い
- ドラムフィルやリズムループのクオリティが高い
- 海外プロデューサーが実際に使用している音が手に入る
私も御用達で、特にドラムフィルはこのパックを使っている楽曲が多いです。エレクトロスウィングのあの音が手に入る代物です。
Electro Swing
RV_samplepacks ELECTRO SWING(※クリックで商品ページへ飛べます)
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✔ 特徴
1920年代の古い雰囲気を再現したブラスヒットや短いフレーズが入っており、
「古さ × キレ」を出したい時にめちゃくちゃ便利。
私の楽曲でよく使用している1920年代風の古い音色のブラスヒットはこちらのをよく使用しています。
Electro Swing 2
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「Electro Swing」の続編。
こちらも非常に使える素材が多く、同シリーズで揃えると統一感が出ます。
TOTAL ELECTRO SWING
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膨大な量のエレクトロスウィング専用サンプル。
✔ 特徴
- 個別楽器フレーズ(ブラス・ピアノ・アコーディオン)
- まるごとスウィングジャズ曲が収録されていおり楽曲冒頭のSE部分などで重宝します。
実際、私が作編曲したLily Mizusaki feat.T0Sの「Last Show Circus 」の冒頭の古いスウィングジャズ的要素もこのパックのサンプリング音源を使用しています。
🎺 ブラス音源
エレクトロスウィングの要となるのがブラスセクション。
ここは良い音源を選ぶほど楽曲のクオリティが跳ね上がるジャンルです。
■ Chris Hein Horns Pro Complete
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私が使用しているブラス音源です。トランペット、サックス、トロンボーンはもちろん クラリネットやフルート、フリューゲルホルンなと様々な管楽器を収録していて キースイッチも充実しており満足して使用しています。
管楽器の音の特徴としては乾いた音で洋楽っぽさを感じされ、エレクトロスウィングとも相性が良いです。
購入した時は円高の2013年頃だったのでお手頃価格で手に入れることができましたが 今は10万ほどととても高く成ってしまったのがネックですが“鉄板クオリティ”です。
先ほど紹介したLast Show Curcusや「ステップはお静かに」もリフはもちろん楽曲全体このブラス音源を使用しています。
■ Vintage Horns
Vintage Horns2(※クリックで商品ページへ飛べます)
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70年代レトロサウンドのホーンセクション。
太くて濃い音が魅力で、日本のエレクトロスウィング系クリエイターに愛用者が多い印象。
価格帯も手頃でコスパ優秀です。
■ Straight Ahead Jazz Horns
Straight Ahead Jazz Horns(※クリックで商品ページへ飛べます)
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ジャズ特化メーカー Straight Ahead Samples が制作。
リアルなジャズブラスを再現しており、海外のエレクトロスウィングミュージシャンにも愛用者がいます。
価格は比較的手頃ですがクオリティが高い。
■ Session Horns Pro(Native Instruments)
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お手頃価格 × 安定のクオリティ。
初めてのブラス音源として選ぶ方も多い印象。
■ Swing More!!(ProjectSAM)
Swing More!!(ProjectSAM)(※クリックで商品ページへ飛べます)
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1950年代カートゥーンアニメのような“レトロでコミカルなブラス”を再現。
海外のエレクトロスウィングミュージシャンでも使っている人が多くよく聴く音です。
海外エレクトロスウィングの雰囲気に近づけたい人におすすめ。
ギター音源
DJANGO GYPSY JAZZ GUITAR
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エレクトロスウィングに欠かせないジプシーギター。バッキングやソロの演出に最適です。
使用事例:
私が編曲を担当したAnshelly「Room501」でDJANGO GYPSY JAZZ GUITARを使用しています↓
バンジョー:AMPLE ETHNO BANJO
AMPLE ETHNO BANJO
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エレクトロスウィングととても相性の良いバンジョー。レトロな哀愁を出すのに重宝しています。
制作事例①:
「ブラス音源」でも紹介した「Last Show Circus」イントロ,Aメロ,サビで使用しています。
Last Show Circus(YouTubeへ飛びます)
制作事例②:
「お洒落がしたいわ」(間奏1:04秒~)
🎻 ベース音源
■ Trilian(Spectrasonics)
Trilian / Spectrasonics(※クリックで商品ページへ飛べます)

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Gypsy Jazzy にもアコースティックベースは入っていますが、
本格的なアコースティックベースのリアルさ では Trilian が圧倒。
私が編曲させて頂いた楽曲Anshelly「Room501」のイントロ〜A〜B のベースにも使用しています。
エレクトロスウィングで重要な “ウォーキングベースの表現” に最適。
🎹 ピアノ音源
■ Keyscape(Spectrasonics)
Keyscape / Spectrasonics(※クリックで商品ページへ飛べます)

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日本のエレクトロスウィングミュージシャンの愛用率が非常に高いピアノ音源です。
明るく抜けの良いピアノで、スウィングと抜群に相性が良いです。
■ Ivory(Synthogy)
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私がメインで使用しているピアノ音源です。
リアルなピアノらしい深みのあるトーンが魅力です。
■ Adam Monroe’s Honky Tonk Piano
こちらはいわゆる 酒場ピアノ・ダンスホール風のホンキートンクピアノ を再現した音源です。
鍵盤のチューニングが微妙にズレた独特の“カラン”とした響きが特徴で、
エレクトロスウィングの レトロ・コミカル・カートゥーン感 を出すのに最適です。

私が作編曲した楽曲 「ステップはお静かに」 でもこの音色を使用しています。
アコーディオン音源
ACCORDIONS 2 – ACCORDION
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Engine Audio(by Best Service)の「ACCORDIONS 2 – ACCORDION」は、アコーディオンの演奏をリアルに再現できる専用音源です。
エレクトロスウィングでは、アコーディオンをメロディーとして使用するだけでなく、コードバッキングや短いオブリガートなどにも使用します。
アコーディオンは、音を入れるだけでも楽曲にヨーロッパ的な雰囲気や、レトロなスウィング感を加えやすい楽器です。
「ACCORDIONS 2 – ACCORDION」は、自然なアコーディオンの音色を収録しており、エレクトロスウィングやジプシージャズ、シャンソンなどの楽曲にも使いやすい音源です。
バイオリン音源
エレクトロスウィングでは、バイオリンをメロディーやソロ、短いオブリガートなどに使用します。
ただし、クラシック音楽を思わせる上品なバイオリンをそのまま使用すると、楽曲によってはエレクトロスウィングの軽快さや荒々しさに合わないことがあります。
そのため、ジャズテイストの楽曲にもなじみやすい音源や、ジプシー系の奏法を再現できる音源を選ぶのがおすすめです。
CHRIS HEIN SOLO VIOLIN / BOX
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一般的なソロバイオリン音源は、クラシック音楽に向いたものが多いですが、「CHRIS HEIN SOLO VIOLIN」は、ジャズやエレクトロスウィングにも合わせやすい音源です。
クラシック寄りになりすぎないバイオリン音源を探している方におすすめです。
Traveler Series: Gypsy Fiddle
エレクトロスウィングにはフィドルっぽいバイオリン音色が合うのでこちらもおすすめです。
ジプシー感のあるバイオリン音源を求めている方は是非チェックしてみてください。
🎛 シンセ音源
■ Serum / Serum2(Xfer Records)

エレクトロスウィングは生楽器の印象が強いジャンルですが、
実は現代的な迫力や抜けの良さを作るためにシンセも重要です。
その中でも定番なのが Serum / Serum2。
シンセベースやシンセリードで存在感を出しやすく、
視覚的なUIで音作りしやすいのが特徴です。
Serumについては別記事で詳しく解説しています。
上記の記事では、
私が実際の制作で使用している
Serumプリセット音色とMIDIデータも
無料プレゼントしています。
🎛 エフェクトプラグインについて
ここまで音源やサンプルについて紹介してきましたが、
エレクトロスウィング制作においては
「音源そのもの」だけでなく「エフェクト処理」も非常に重要です。
例えば、
・レコードのようなノイズや劣化感を加える
・ピッチの揺れでビンテージ感を演出する
・テープストップやグリッチで現代的な加工を加える
といった処理によって、
同じ音源でも“エレクトロスウィングらしさ”は大きく変わります。
具体的にどのプラグインを使い、どのように加工するのかについては
こちらの記事で詳しく解説しています↓
販売終了した複合音源
Gypsy Jazzy(UVI)※販売終了
エレクトロスウィング制作を始めるなら、まずはこれを買っておけば正解です。
Gypsy Jazzyは、エレクトロスウィング制作で使用する主要な楽器をまとめて収録した複合音源でした。
✔収録されていた主な音源
- ジプシー系バッキングギター
- バイオリン
- クラリネット
- アコーディオン
- ウッドベース
- サンプリング音源(1930年代の雰囲気あるサンプリング音源から現代ビートまで)
Gypsy Jazzyは、比較的手頃な価格で、エレクトロスウィング制作に必要な複数の音源を一度に揃えられる便利な複合音源でした。
ただし、実際に使用してみると、ジプシー系バッキングギターやアコーディオンは比較的使いやすかったものの、バイオリンやクラリネット、ウッドベースなどは、やや使いづらく、制作を続けるうちに物足りなさを感じる音源でもありました。
現在、Gypsy Jazzyの代わりとなる音源を揃える場合は、ギター、バイオリン、アコーディオン、クラリネット、ウッドベースなどを、それぞれ個別に導入する必要があります。
価格はGypsy Jazzyひとつで揃えるより高くなりますが、その分、それぞれの楽器に特化した、より音質や表現力の高い音源を選ぶことができます。
代替音源は、以下のとおりです。(クリックすると章に飛びます)
・ジプシー系バッキングギター
→【DJANGO: GYPSY JAZZ GUITAR】
・バイオリン
→【CHRIS HEIN SOLO VIOLIN】
・ジプシーフィドル
→【Traveler Series: Gypsy Fiddle】
・アコーディオン
→【ACCORDIONS 2 – ACCORDION】
・クラリネット
→【CHRIS HEIN HORNS COMPACTなどのブラス・木管音源】
・ウッドベース
→【Trilian】
・サンプリング音源
→【Electro Swing Thingなどのサンプルパック】
🎸ギター音源の使い方について
Gypsy Jazzyのギターは音色は素晴らしいものの、少し独特な仕様です。
入力方法については別記事で詳しく解説しています。
📦 その他のサンプリング音源について
エレクトロスウィング制作では、
今まで紹介した“専用パック”以外にも 多数のサンプル を使用しています。
具体的には:
- House系のキック
- Hiphop / Trap のドラムフィル
- ジャジーなトランペットオブリガード
- 現代的なビルドアップ音色
- NoisyなFXなど
「レトロ+現代のビート融合」
これがエレクトロスウィングの大きな魅力です。
そのため、幅広いジャンルの音を迅速に集められる
サンプルサブスク は、現代の制作環境ではもはや必須と言えます。
💳 サンプルサブスクを契約するメリット
サンプルサブスクを契約するメリットは主に以下の3つです。
✔ ① 月額 1,000円前後で大量のサンプルにアクセス
ジャンル問わず“必要な音だけ”試聴して選んでDLできます。
✔ ② 「ジャンルごとにパックを買い集める」必要なし!!
House、Hiphop、Jazz など複数ジャンルを揃えるのには本来かなり費用がかかります。
サブスクなら要らない音までついてくることは無いですし、圧倒的にコスパが良いです。
また月ごとに加算されるポイントは余れば来月以降に繰り越すことができますのでお金が無駄になるということもありません。
✔ ③ 最新サンプルが常に追加される
サブスク化させることの大きなメリットの一つと言えます。最新の流行に合わせた音がすぐ使えますので「サンプリング音源を買ったタイミングで新しい音源が出てしまった,,,,」ということもありません。
🌐 人気のサンプルサブスク
■ Loopcloud
私がメインで使っているサブスクです。(画像クリックでサイトに飛べます)
✔ 特徴
- サンプル量・質が非常に高い
- 楽曲のキーに自動で合わせて視聴できる
- 先述の“エレクトロスウィング系パック”もそのまま使用可能
- ブラウザ上でビートを組める
- プラグインとの連携も優秀
「サンプリング音色の充実度」を求めるならLoopcloudが最適。
今なら月額プランから開始すれば、14日間の無料トライアルが100ポイント分(1音色2ポイント)利用可能ですのででとりあえず14日間で気に入った音色だけダウンロードするのも有りです。
■ Splice
こちらも世界中で圧倒的人気のサブスク。
✔ 特徴
- Serumプリセットもダウンロードできる
- 人気クリエイターの独自パックが豊富
- EDM / Future Bass / Hiphop 系の最新音が強い
- インターフェイスが使いやすい
Loopcloudより若干サンプル量は劣るものの、
Serumユーザーには最強の相性。
📊 Loopcloud vs Splice 比較表(2025年版)
| 項目 | Loopcloud | Splice |
|---|---|---|
| サンプル数 | ★★★★★(最大級) | ★★★★☆ |
| Serumプリセット | ✕ | ◎(大量) |
| 使いやすさ | ◎ 既に購入したサンプリング音源も独自ブラウザ上で使える。 ブラウザ上でダウンロード前にビート組んで試せる。 | 〇 |
| 料金 | 月額約1,000円前後〜 | 月額約1,200円前後〜 |
| 特徴 | キー合わせ視聴、超大量サンプル | Serumとの相性抜群、最新EDM系が強い |
| おすすめ対象 | サンプル重視の人 | Serumユーザー・音作りしたい人 |
📝 どちらを選べばいい?(結論)
- サンプリングの質と量にこだわりたい → Loopcloud
- Serumプリセットも揃えて音作りもしたい → Splice
両方契約しているプロも多いです(私もそのひとり)。
・LoopCloud(下記画像クリックでサイトに飛べます↓)
🎩 まとめ
この記事では、エレクトロスウィング制作で使えるおすすめのサンプルパックを紹介しました。
すべてを一度に揃える必要はありません。
現在制作している楽曲で不足している音源から、少しずつ導入してみてください。
独学で限界を感じてる方へ
✔「思ったようにカッコいい曲にならない」
✔「どうしてもエレクトロスウィングっぽくならない」
✔「独学での制作に限界を感じている」
という方に向けて、マンツーマンのDTMオンラインレッスンを行っています。
エレクトロスウィングらしい楽曲に仕上げるためには、音色選びやリズム、アレンジ、エフェクトの使い方などに、いくつかのコツがあります。
それを知らないまま闇雲に試行錯誤しても、思い描いているサウンドになかなか近づかないのは当然です。
私自身も、独学にこだわっていた頃は、4年間で完成させられた楽曲がわずか1曲しかありませんでした。
しかも、今振り返ると、とても人に聴かせられるような完成度ではありませんでした。
その後、先生のもとで正しいアレンジの考え方や楽曲制作のノウハウを学んだことで、音色やコード、リズムなどをどのように組み合わせれば、狙ったサウンドに近づけられるのかが分かるようになりました。
現在では、こうやってエレクトロスウィングを分析して作り方を解説記事を書いたり、 アーティストや企業への楽曲提供も行えるくらいになりました。
正しい知識を身につけ、狙ったとおりの楽曲を作れるようになりたい方、その音楽でリスナーやファンを魅了したい方は、オンラインレッスンの詳細をご覧ください。
国内だけでなく、アメリカやオーストリアからも、DTM初心者からプロを目指す方まで幅広いレッスン生が参加されています。

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🎧 さらにエレクトロスウィング制作を深めたい方へ
ベース・コード・リズム・音源選びまで
エレクトロスウィング制作の全体像をまとめた総合ガイドはこちら。
👉 エレクトロスウィングの作り方完全ガイド
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