「作曲で稼ぎたいのに仕事がない」
「DTM副業は単価が安すぎる」
「出品してもまったく売れない」
このように感じていませんか?

実は、それはスキル不足ではなく
“市場の選び方”の問題かもしれません。
日本市場だけを見ていると、価格競争が激しく、どうしても単価が下がりやすい構造があります。
しかし、視点を海外に向けると状況は大きく変わります。
実は日本マーケットよりも
高単価になりやすい構造があるのです。
その理由を説明します。
エレクトロスウィングやジャズを軸に活動する作曲家・アレンジャー・DTM講師。
楽曲提供、編曲、ミックス、イベント企画まで幅広く手がける。
携わったCMソングが山形県ふるさとCM大賞 音楽賞を受賞。
zensen、Anshellyとのコラボ楽曲「お洒落がしたいわ」はYouTube再生数20万回を突破。
① 給与水準が違う
例えば、日本とアメリカの給与水準を比べてみます。
日本の平均時給:約1,200〜1,500円前後
アメリカの平均時給:約3,000〜4,000円前後(州により差あり)
約2倍以上の差があります。
つまり時給換算で考えると、
日本で10万円のサービスは、
アメリカ基準では20万円相当の価値になり得る、という理屈です。
価格の感じ方そのものが違うのです。

② 円安の影響
現在、日本は1ドル150円前後で推移しており、円安水準です。
これは海外から仕事を受ける側にとって
有利に働きやすい状況です。
分かりやすく、過去の円高時代(1ドル約80円)と比較してみます。
例えば100ドルの報酬を得た場合:
1ドル80円 → 約8,000円
1ドル150円 → 約15,000円
同じ100ドルでも、
日本円に換算した時の金額が大きく変わります。
現在の為替水準では、
ドルでの報酬が日本円ではより高単価になりやすい
という構造があるのです。

③ 市場規模が違う
日本の人口は約 1億2,300万人 に対して、
英語を話せる人口は約 15億人 と言われています。
単純に、約12倍以上の市場規模があります。
母数が大きければ、
・音楽を依頼したい層そのものが増える
・ニッチなジャンルでも求めている人に出会える確率が上がる
スキルが同じでも市場が12倍なら、
日本人だけを相手にするよりも
チャンスは確実に増えます。

海外で求められる日本サウンド
現在、海外では日本音楽がひとつの“ブランド”として認識されています。
特に以下のような音楽は世界的な人気を確立しています。
🤖ボーカロイド・アニソン
日本のオタク文化から生まれたこれらの音楽は、海外サウンドとは一線を画し、
日本人らしい緻密な作り込みが高く評価されています。

🌃シティポップ
70〜80年代の日本歌謡の流れを汲むサウンドは、海外で再評価され、大きなムーブメントとなっています。

そしてこれは、特定のジャンルだけの話ではありません。
私が制作しているエレクトロスウィングも、日本独自の解釈が進んでおり、
海外から評価をいただいています。
ニッチなジャンルではありますが、
実際に私自身、海外からのご依頼も日本より高単価でいただいております。
つまり、日本らしさは「弱み」ではなく、
海外市場では大きな武器になります。
英語は苦手?でも大丈夫
ここまで読んで、
「海外案件が高単価になりやすいのは分かったけど、英語が苦手だから無理」
そう思った方もいるかもしれません。
ですが、今は2026年です。
- ChatGPT
- Gemini
- DeepL
などのAIや翻訳ツールを活用すれば、
やり取りはほぼ対応可能です。
海外案件で使う英語は、
✔納期の確認
✔修正の相談
✔ファイル形式の確認
などが中心です。
難解な英語力は求められません。
実務レベルでは十分対応できます。

どうやって海外案件を始めるのか?
ここまでで、
- 海外は高単価になりやすい構造がある
- 円安が追い風になっている
- 英語はAIで十分対応できる
ということは理解していただけたと思います。
では具体的に、
どうやって海外案件を取るのか?
私が最もおすすめするのは
Fiverr(ファイバー) という海外クラウドソーシングサイトです。
Fiverrとは?
Fiverrは、世界最大級のスキル販売プラットフォームです。

日本でいう「ココナラ」に近いですが、
決定的に違うのは 市場規模と単価水準 です。
特徴は、
- パッケージ販売型
- 世界中のクライアントが利用
- 音楽カテゴリーが活発
- 初心者でも始めやすい
という点です。
実際に私もここから案件を受けました。
👉 Fiverrの無料登録はこちら
Fiverrではアカウント作成、本人認証後、すぐにギグ作成が可能です。
まずはアカウントを作るところから始めてみましょう。
Fiverrの特徴
Fiverrでは「ギグ(Gig)」という
自分専用の商品ページを作ります。

いわば、
“世界向けの自分のスキルショップ”です。
ココナラだと出品サービスにあたります。
設定する内容は以下の通りです。
✔タイトル
✔サービス内容
✔価格パッケージ(Basic / Standard / Premium)
✔納期
✔サンプル音源
✔サムネイル画像
設定し終わったらクライアントからの注文を待つだけ。

もちろん戦略はありますが、
まずは「出すこと」が第一歩です。
報酬はどうやって受け取る?
受け取り方法は主に
- PayPal
- Payoneer
の2択になります。
PayPalは日本でも馴染みがあり、手軽に使えます。
ただし、ドルを円に換える際の為替コストは約3〜4%とやや高めです。

Payoneerは海外向けの決済サービスです。
ドルのまま受け取り、円安など有利なタイミングで換金できます。
為替コストも比較的低く(約1〜2%前後)、海外案件を継続するなら有利です。

本格的に海外展開を考えるなら、
Payoneerを持っておくことをおすすめします。
海外案件におけるデメリット
海外案件はメリットだけではありません。
① 手数料がかかる
プラットフォーム手数料に加えて出金コストが発生します。
例えばプラットフォーム手数料は
- ココナラ:22%、
- Fiverr:20%
比較するとFiverrが安いですが、ここに出金コストが発生します。
- PayPal:約3〜4%(為替スプレッド)
- Payoneer:約1〜2%前後
つまり、
プラットフォーム手数料+為替コストが実質負担になります。
特にPayPalを利用する場合は、手数料がPayoneerより割増となります。

② 出金まで時間がかかる
納品後すぐに出金できるわけではなく、保留期間があります。
日本のクラウドソーシングでも10日前後かかるケースはありますが、
Fiverrでは14日間です。
資金繰りを考える場合、このタイムラグは
意識しておく必要があります。

③ コミュニケーションの感覚差
日本と比べると、海外クライアントは返信が遅かったり、やり取りに時間がかかる傾向があります。
そのため、納期はやや余裕を持って設定する方が安全です。
国によっては時差も考慮する必要があります。

高単価が狙える国・地域
日本の音楽性を生かして、高単価を狙える国の一例を挙げます。
🇺🇸 アメリカ合衆国
世界最大の音楽市場。
平均所得は日本の約2倍水準で、個人クリエイターでも予算規模が大きい国です。
Lo-fi、AOR、インディーポップ層との親和性も高く、日本サウンドと相性の良い市場です。

🇬🇧 イギリス
音楽産業が非常に強く、クラブ・電子音楽文化も活発。
日本のアニソンやボーカロイドにも熱心なファン層があります。
所得水準は日本より高く、英語圏のため直接取引が可能です。

🇫🇷 フランス
ヨーロッパ屈指のアニメ大国。
日本カルチャーへの関心が強く、シティポップやアニソンとの相性が良い市場です。
所得水準も日本より高く、国際取引では英語が広く使われています。

🇭🇰 香港
アジアでもトップクラスの高所得地域。
英語話者の割合が高く、ビジネスは英語で成立します。
アニソンやボーカロイドの人気も強く、実際に私も依頼をいただいています。

🇰🇷 韓国
エンタメ産業が国家レベルで強い国。
ボーカロイド、アニソン、シティポップなど日本音楽への評価が高いです。
所得は日本と同水準ですが、制作への投資意識が高く、英語での国際取引にも比較的慣れています。

上記はあくまで一部です。
日本音楽との親和性が高い市場は、世界中に存在します。
海外案件で成約率を上げるには?
海外案件で、自分のサービスが選ばれるにはどうすればよいでしょうか。
「楽曲制作スキルを上げて、サンプルのクオリティを高める」
もちろん重要な要素です。
しかし、それだけでは不十分です。
どれだけ楽曲の質が高くても、
単に「楽曲制作します」と書くだけでは、そもそもクリックされません。
重要なのは、
- 誰に提供するのか
- 何を提供するのか
- 誰が提供するのか
を明確にすることです。
これは海外に限らず、日本でも同じです。

例えば私の場合、ジャズが好きで継続的にクオリティを追求できるため、
「あなただけのジャズ楽曲を制作します」
というコンセプトで活動しています。
こうすることで、
✔誰に提供するのか
⇒ジャズ楽曲を求めているクライアント
✔何を提供するのか
⇒ジャズ楽曲
✔誰が提供するのか
⇒ジャズを専門とするクリエイター
この3つの要素が明確になります。
もしこれが
「あなただけのオリジナル楽曲を制作します」
だったらどうでしょうか?
提供内容が先ほどよりぼやけ、
誰に向けたサービスなのかが伝わりにくくなります。
ジャズ風の楽曲が欲しい人は、
「ジャズ 楽曲制作」と検索します。
専門に特化したサービスは
検索に引っかかる可能性が高まり
競合が絞られ選ばれる確率が上がります

また、コンセプトが明確であれば、
✔どんなサムネイルにすべきか
✔どんなサンプル楽曲を置くべきか
も自然と決まります。
このような戦略設計こそが、成約率を左右します。
次回は実践編
次回は、
- Fiverrの具体的な登録手順
- ギグ作成の実例
- 実際に案件を取るための価格設計
について解説します。
本気でDTM作曲で稼いでみたい方、単価を上げたい方は、
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まとめ
・海外市場は日本より高単価になりやすい構造がある。
・給与水準の違いと円安が追い風となっている今がおススメ。
・英語はAIや翻訳サイトで十分対応可能。
・入口としてFiverrが始めやすい。
日本市場だけで価格競争に巻き込まれるのではなく
市場を広げることで単価を上げるという選択肢もあります。
何もしなければチャンスは生まれません。
まずは Fiverrに登録し、 自分の「ギグ」を一つ出してみるところから始めてみましょう。





