Anshellyさんzensenさんとのコラボ楽曲新曲「お洒落がしたいわ」にて、
編曲(共同)・Mix・マスタリングを担当しました。
Electro Swing × Jazz × ポップカルチャーが融合した、
“可愛く気分を上げるための音楽”です。
🎧 楽曲リンク
👗「お洒落がしたいわ」とは?
Anshelly × zensen × mARUTA mANABUによるコラボ作品。
レトロなジャズの軽快さとエレクトロなダンス要素が絶妙に混ざり合い、
**「自分のためにお洒落をする楽しさ」**を、音楽として可愛くデザインした一曲になっています。
朝支度しながら、
出かける前の気合入れに、
気分転換に流したくなるような、
“日常にリズムを与えてくれるエレクトロスウィング”。
🧵 参加クリエイター紹介
🎀 Anshelly
作詞・作曲/デモ制作/歌唱/ディレクション
“ロマン派エレクトロスウィングシンガー”。
1stシングル「Room501」や2ndシングル「Lady Diamond」など世界観のある楽曲が魅力で、私はこれまでに複数作品をアレンジさせていただきました。
前作 Lily Mizusaki × Anshelly「Gem Night Dance」 でもアレンジ・マスタリングを担当しています。
艶やかでニュアンスの深い声、
洋楽テイストなメロディライン、
世界観のあるソングライティング。
今回の楽曲でも、最初のデモ段階から
すでに「作品として成立している強度」を感じました。
🎼 zensen
サウンド設計/基本アレンジ構築
日本のエレクトロスウィング界では
“ヒットメーカー”と呼んでも差し支えない存在です。
特にボカロ楽曲の
✔ 「Tick-Trick」
✔ 「Devil’s Devil」
など、クラブ映えするエレクトロスウィング楽曲を沢山制作されています。
叩き込むようなブラスリフ、
リズムの抜き差しのセンス、
Garage要素を含んだ攻めたサウンドが特徴。
日本のエレクトロスウィング系イベントでは
必ず誰かが彼の曲を回すと言っても過言ではありません。
今回楽曲の骨格・土台を作り、
作品としての方向性を提示して頂きました。
🎨 巳早
イラスト/アニメーション
レトロな雰囲気と温度感のあるタッチ、
繊細なアニメーション処理が魅力。
Lily Mizusakiさんの「ドウケノコメディー」(※私はコーラス参加)でもMV制作を担当されており、
またAnshellyさんの「Lady Diamond」など、
世界観を引き立てる映像表現に定評があります。
今回の作品でも、
楽曲の“可愛い”・“スウィング”・“日常のワクワク”が
視覚として補完され、作品として立体化されました。
🎹 制作の裏話・コラボの経緯
このコラボの始まりは、
私が主催している大阪エレクトロスウィング(大阪エレスイ)です。
zensenさんをゲストとしてお招きした際、「コラボやりましょう!!」とまさかのお声掛けを頂きました。
そこからzensenさんが普段やらないメンバー、楽曲が面白いだろうなと考え、私がAnshellyさんに提案し、快くご参加頂く流れとなり3人での制作が開始。
🔧 制作プロセス
制作は、それぞれの得意分野が自然に役割として機能し、段階的に完成形へ向かう流れでした。
🎀 1. 最初の起点 ― 初期デモの段階で方向性が見えた
最初の原点となったのは、Anshellyさんが作成した初期デモです。
この段階で「お洒落がしたいわ」はすでに世界観・言葉の角度・メロディの重心がしっかり定まっており、楽曲としての方向性が明確でした。
3曲ほど候補としてデモをいただき、どれも完成度は高かったのですが、
特に本作は明るくポップでエレクトロスウィングとの相性が抜群でした。
打ち合わせ時に「お洒落がしたいわ」で行きましょうか?とzensenさんに確認した際も
2つ返事だったことを覚えています。
🎼 2. アレンジ設計 ― リズムと世界観の骨格作り
次の段階では、zensenさんがアレンジの骨格づくりに入りました。
ビートの質感、音の重心、曲の推進力が整理され、
特にリズムの跳ね具合やスウィングフィールが楽曲の印象を決定づける基盤となりました。
本作における”ノリ”や”躍動感”は、このフェーズで方向性が確立されています。
🎤 3. 仕上げ工程 ― ボーカル表現とニュアンスの調整
私がバトンを受け取ってからは、Anshellyさんからのフィードバックを反映しながら、
追加アレンジ・オブリガード・細部の調整・ボーカルMix・マスタリングに取り組みました。
具体例として:
- Bメロをウォーキングベース寄りのノリにしたい
- おもちゃ箱をひっくり返したような賑やかな雰囲気にしたい
といった要望を基に、歌詞の意味や声色がより引き立つよう、装飾フレーズ・空気感・余韻のバランスにこだわっています。
🎹 4. エンディング設計 ― “使われる曲”ではなく“作品”として完結させる
今回特にこだわった要素が、楽曲のエンディング設計です。
エレクトロスウィングやクラブ系ジャンルでは、
DJが繋ぎやすいよう単調なワンコードやループで終わらせるスタイルが一般的です。
しかし本作では、その方法を採用していません。
理由はシンプルで:
この曲は「機能する音楽」ではなく、「作品として完結し、余韻を受け取ってほしい音楽」だから。
その思想から、エレクトロスウィングの核であるジャズ要素を前面に出し、
ブルージーなエンディングを採用しました。
これにより、
- 音楽としての終わる意味
- 遊び心
- キャラクター性
この3つがひとつの瞬間として成立する形になりました。
結果として、世界観・音楽性・方向性が揃った締め方になり、
制作チーム全員が納得できる作品になったんじゃないかなと感じています。
🔊 音作りのこだわり
- スマホ・イヤホン・クラブPAすべてで成立する帯域設計
- ブラス・ピアノ・ストリングスの衝突を避けた空間処理
- ボーカルの質感・余韻を残すミックス処理(最初のレトロエフェクトについてはAnshellyさんと入念に打ち合わせを行い質感調整しています)
- おもちゃ箱のような雰囲気というAnshellyさんの要望に合わせ、オブリガード多め。特にトリル奏法を多めに配置し、ウキウキ感を表現しています。
💬最後に
この曲は
“他人のためじゃなく、自分の気分を上げる音楽”です。
何気ない日常を
少し可愛く、少し華やかに、少し誇らしくする曲。
ぜひ、気分転換したい時に聴いてください。

Anshelly × zensen × mARUTA mANABU によるコラボ作品。
レトロなジャズの軽快さとエレクトロなダンス要素が心地よく融合し、「自分のためにお洒落したい」という前向きな気持ちをポップに表現した一曲。 気分を上げたい朝や、街へ出かける前の支度の時間、 何気ない日常をちょっと可愛く彩ってくれるエレクトロスウィング・ナンバーとなっている。
各配信サイト:
https://linkco.re/YaGsB6xR
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