エレクトロスウィングを作ってみたいけど、「どんなコードを使えばあの雰囲気になるの?」と悩んでいませんか?
この記事では、プロ作曲家が実際に使用している定番コード進行5パターンを解説します。
ジャズの要素を取り入れた王道のスウィング感から、サーカス風・ハロウィン調の進行まで、
初心者でもすぐに“エレクトロスウィングらしいトラック”を作れる定番コード進行を5つ紹介します。
エレクトロスウィンングを作るのにおすすめのソフトウェア音源やサンプリング音源を知りたい方はこちらの記事がおすすめ↓
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エレクトロスウィングやジャズを軸に活動する作曲家・アレンジャー・DTM講師。
楽曲提供、編曲、ミックス、イベント企画まで幅広く手がける。
携わったCMソングが山形県ふるさとCM大賞 音楽賞を受賞。
zensen、Anshellyとのコラボ楽曲「お洒落がしたいわ」はYouTube再生数45万回を突破。
① Ⅰm–♭Ⅶ–♭Ⅵ–Ⅴ(王道)
定番中の定番。エレクトロスウィングと言えばこれ。
スウィングジャズでも古くから使われている王道進行で、
「クラシカル×モダン」の両方を感じさせる安定感のあるサウンドです。
↓のサンプルはKeyをAmとしてAm-G-F-Eと鳴らしています。
※PC内で確認したい方は、
MIDIデータとコード音声をダウンロードできます。
[ダウンロードはこちら]
実例:
DYCE IWASAKI feat. Lily Mizusaki 「BAD HATTER」
Anshelly「Room501」
イントロ部分がこのパターンです。私が編曲しています。
Jamie Berry ft. Octavia Rose「Delight」
② Ⅰm–Ⅱ–Ⅴ–Ⅰm(ハロウィン/サーカス感)
ハロウィン感・サーカス感を出したいならこれ。
Ⅱのセカンダリードミナントが独特の怪しさを演出。
ミステリアスで幻想的な世界観を作るのにぴったりです。
↓のサンプルはKeyをAmとしてAm-B-E-Amと鳴らしています。
※PC内で確認したい方は、
MIDIデータとコード音声をダウンロードできます。
[ダウンロードはこちら]
実例:
Lily Mizusaki feat. T0S「Last Show Circus」
こちらも私が作編曲しています。イントロ~Aメロがこの進行です。
陽音アリア「Bloody Rabbit」
こちらも私が作編曲しています。イントロ~Aメロがこの進行です。ハロウィン感が出ていると思います。
Fake Type.「Nightmare Parade」
③ Ⅳ–Ⅲ–Ⅵm–Ⅰ(丸の内進行:歌モノに強い)
椎名林檎「丸の内サディスティック」で有名になった進行。
ジャズやブルース的な色気を持ちながら、キャッチーさも抜群。
“歌モノ・サビ映え”するエレクトロスウィングを作るならまずこの進行。
↓のサンプルはKeyをCとしてF-E-Am-Cと鳴らしています。
※PC内で確認したい方は、
MIDIデータとコード音声をダウンロードできます。
[ダウンロードはこちら]
実例:
OR3O「Still Dancing」
サビで使われています。
初音ミク・MEIKO「ジターバグ」
こちらもサビがこのパターンです。
Anshelly「Room501」
①でも紹介しましたがサビは丸の内進行です。
④ Ⅰm–Ⅳm–Ⅴ(マイナー3コード)
シンプルな3コード構成。スウィングリズムとの相性抜群。
マイナー3コードのループで、グルーヴを出すタイプ。
“ダンスフロアで映える”強いリズムを作りたい時におすすめです。
↓のサンプルはKeyをAmとしてAm-Dm-Eと鳴らしています。
※PC内で確認したい方は、
MIDIデータとコード音声をダウンロードできます。
[ダウンロードはこちら]
実例:
DELADAP「Make Swing Great Again」
サビで転調しますが全般こちらのコード進行です。
Musique Boutique「Take Me Higher」
全般こちらのコード進行で構成されています。
Anshelly「Lady Diamond」
こちら私が編曲しております。全般こちらのコード進行で構成されています。
⑤ Ⅰm–♭Ⅵ–Ⅴ(または Ⅰm–Ⅰm(onⅤ)–♭Ⅵ–Ⅴ)
Ⅵ♭が加わることで、一気にエレクトロスウィング感が倍増。
やや哀愁がありつつも、スピード感とキャッチーさを両立できます。
↓のサンプルはKeyをAmとしてAm-F-Eと鳴らしています。
※PC内で確認したい方は、
MIDIデータとコード音声をダウンロードできます。
[ダウンロードはこちら]
実例:
Caravan Palace「Jolie Coquine」
In-Grid – Kiki Swing
Tape Five「Bad Boy Good Man」
まとめ
今回は、エレクトロスウィングでよく使われる定番コード進行5選を紹介しました。
この5つを押さえておけば、様々なエレクトロスウィング楽曲を作成できるはずです。
コード進行を打ち込んでリズムをスウィングさせるだけで、
もう“あの雰囲気”が出てくるはず。
まずは1つ選んでコードからエレクトロスウィング楽曲を作ってみましょう。
コード進行がよく分からない方へ
今回紹介したコード進行を見て、
✔「Ⅰm–♭Ⅵ–Ⅴでは、なぜ♭Ⅵのコードが出てくるのか分からない」
✔「このコード進行の上で、どの音を使ってメロディを作ればよいのか分からない」
✔「コード進行は打ち込めても、そこからどう発展させればよいのか分からない」
という方もいると思います。
このような疑問を解決するためには、ダイアトニックコードやスケール、コードの役割といった、音楽理論の基礎を学ぶ必要があります。
基礎が身についていると、コード進行を単なる形として覚えるのではなく、
「なぜこのコードが使われているのか」
「このコードの上では、どの音が使えるのか」
「一部のコードを置き換えると、どのような雰囲気になるのか」
といったことを、自分で解釈できるようになります。
今回紹介した定番進行をそのまま使うだけでなく、コードを入れ替えたり、別のコードを加えたりしながら、自分だけの進行へ発展させることも可能です。
私自身、独学では4年間で1曲しか作れませんでした
現在はこのサイトで、エレクトロスウィングのコード進行やドラム、ベース、音色選びなどについて専門的に発信しています。
しかし、私も最初から音楽理論や作曲を理解できていたわけではありません。
作曲を始めた頃は独学にこだわってしまい、4年間で完成させられた曲は、わずか1曲だけでした。
本やインターネットで勉強しても、
「覚えた知識を実際の曲でどう使えばよいのか」
「自分の作り方のどこが間違っているのか」
全く分からなかったからです。
その後、実際に先生のもとへ習いに行き、音楽理論や作曲を基礎から学び、自分の曲に対して直接フィードバックを受けるようになりました。
そこで初めて、これまでバラバラに覚えていた知識がつながり、コード進行やメロディ、アレンジを自分で考えられるようになりました。
現在では、こうしてエレクトロスウィングの作り方を解説できるまでになり、エレクトロスウィングやジャズを専門とする作編曲家として、アーティストやさまざまな作品への楽曲提供も行っています。
私の詳しい音楽経歴については、こちらの記事にまとめています↓
【絶望的に音楽の才能が無かった僕が、音楽を仕事にした話】

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✔「どうしてもエレクトロスウィングっぽくならない」
✔「独学で制作に限界を感じている」
という方に向けて、
マンツーマンのDTMオンラインレッスンを行っています。
コード進行を一つずつ丸暗記しても、時間が経てば忘れてしまい、別の曲へ応用することもできません。
しかし、ダイアトニックコードやスケール、コードの役割と結びつけて理解すれば、「なぜこの進行になるのか」を理屈から考え、自分で組み立てられるようになります。
さらに、コードを入れ替えたり、新しいコードを加えたりしながら、頭の中にあるイメージを形にできるようになります。
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国内だけでなく、アメリカやオーストリアからも、DTM初心者からプロを目指す方まで幅広いレッスン生が参加されています。

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